「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、吹く風にもどこか温もりを感じるようになりました。木の芽は日に日に膨らみ、道ばたではオオイヌノフグリやハコベの花が見られるようになりました。我が家の庭では、つい先日まで、梅の花が良い香りを放っていましたが、これもほとんど散り、替わってアンズやサクランボの花が満開になりました。この香りにつられ、どこからかハナバチ達が集まってきて、しきりに蜜を吸っています。メジロやヒヨドリも花の蜜が大好きで、入れ替わり立ち替わり訪れます。昆虫や鳥はウメやアンズ、サクランボにとってはとっても大事なお客さんで、ポリネータと呼ばれています。彼らによって受粉がおこなわれ、子孫となる果実を実らせることができるのです。我々、人間にとっても沢山の果実を採取するために、彼らは大事な仲間なのです。自然界はこのようにして共存共生しているのです。こんな事を考えながら庭に咲いている早春の花を撮ってみました。黄色のトサミズキ、オレンジ色のクサボケ、若草色のシダレヤナギ、ピンク色のアケボノアセビ、薄紅色のアンズとサクランボです。もうすぐモクレンやシデコブシも開花します。今年は、例年に比べ10日ほど早い開花になりそうです。これも地球温暖化による結果なのででしょうか?
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Date: 2009/03/11(水)
No.77
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