*--清水 政美の雑記帳--*


タマガワホトトギス、シラヒゲソウ  2012/09/07(金)
大繁殖する外来植物  2012/07/03(火)
ホソオチョウ  2012/07/03(火)
ヒガンバナ  2010/09/27(月)
ナツエビネ  2010/07/08(木)
ユモトマムシグサ  2010/06/14(月)
ツバメオモト  2010/06/14(月)
ドクダミ茶  2010/05/31(月)


タマガワホトトギス、シラヒゲソウ
国有林の調査で郡上八幡と荘川の境にある山中山湿原に行ってきました。この湿原はミズバショウで名の知れた湿原です。ミズバショウはすでに終わっていましたが、湿原内にタマガワホトトギスが咲いていました。ホトトギスの仲間にはヤマジノホトトギス、ヤマホトトギス、チャボホトトギスなどがあります。よく見かけるホトトギスやヤマジノホトギスは花色が紫系ですが、このタマガワホトトギスは黄色で、山中にあってはよく目立つ花です。
シラヒゲソウは富山と岐阜の県境にある白木峰の登山道で出会いました。東海地域の湿原ではウメバチソウがよく見られますが、シラヒゲソウは少なくなって、目にする機会が少なくなってしまった花です。ウメバチソウとは違って、花弁の先が糸状に切れ込んでいて、これがご老人の白い髭に似ていることからシラヒゲソウと呼ばれるようになったそうです。
Date: 2012/09/07(金) No.95


大繁殖する外来植物

大繁殖している外来植物は我々の生活圏を中心に数え切れないほどあります。皆さんがよくご存じのセイカタアワダチソやヒメジョオン、シロツメクサ、オオキンケイギク、ニセアカシヤ等々取り上げたら切りがありません。今回取り上げるヒサウチソウもここ10年で大繁殖した外来植物です。10年前はあまり見かける事がなく、珍しい植物でした。それが、最近は木曽川や長良川の堤防には所狭しと並んでいる場所が少なくありません。一年草で種子で繁殖しますが、1株につける種子の数が半端ではなく、その上発芽率が極めて高いこともあって、爆発的な増加を見せています。花は白、一部が薄いピンク色に染まっていて、綺麗といえば綺麗です。同じ仲間の外来種にセイヨウヒキヨモギがありますが、こちらは鮮やかな黄色でさらに綺麗な花です。このセイヨウヒキヨモギも同じような場所に繁殖しています。在来種にヒキヨモギという同じ仲間の植物がありますが、こちらは極めて少なくなってきており、絶滅危惧種に指定されている地方もあります。外来種問題は今、深刻な問題となっています。外来生物法という法律が5、6年前から施行されていますが、外来種対策にどれほどの効果をあげているのか、疑問視せざるを得ません。何か良い方法はないのでしょうか?
(ヒキヨモギの写真はネット上からお借りしたものです。)
Date: 2012/07/03(火) No.94


ホソオチョウ

とても綺麗なチョウです。ところが、日本の自然を考えれば好まれざるチョウといわざるを得ない外来種なのです。ギフチョウと同じくらいの大きさで、羽の先が尾状に長く伸びたアゲハチョウです。東南アジアや中国に生息するチョウですが、誰かが日本に持ち込み、繁殖していると言うことだそうです。岐阜県揖斐川町や春日などではかなり繁殖しています。先日長良川の金華橋付近で植物調査をしているときに見つけました。僅か1個体しか見ていませんが、すでにこの地域にも進出してきていることが分かりました。このチョウの食べる草(食草)はウマノスズクサですが、在来種であるジャコウアゲハもウマノスズクサを食草としていて、両者が競合することになります。往々にして在来種が追いやられるという例が多く、ジャコウアゲハの減少や絶滅が心配されます。もう少し様子を見て対策を講じることが必要になりそうです。このような外来種問題は様々な生物に起きています。日本の自然を守るためにも外来種問題は野放しにしておけない問題の1つです。
Date: 2012/07/03(火) No.93


ヒガンバナ

我が家の庭でヒガンバナが満開を迎えました。いつもの年ならば既に花も終わりというところですが、今年は夏が異常に暑かったせいか、今が満開です。今年の夏の暑さはこんなところにも影響しているのですね。
ところで、ヒガンバナには別名”墓花”、”死人花”、”葬式花”などあまり歓迎できな呼び名もありますが、私はこの花が大好きで庭に沢山植えています。とても綺麗な花なのでヨーロッパでは大歓迎されているようです。
ヒガンバナは生命力が旺盛で、痩せ地にも育ち、大きな球根を付けます。この球根にはジャガイモやサツマイモ同様デンプンが含まれていますので、食料の無いときにはこれを利用することができますが、なにせアルカロイドの毒が含まれていますので、そのまま食べると死に至ることが有ります。しかし、この毒は水に晒すと抜けますので、よく水にさらせば大丈夫だそうです。
まず、球根をすりつぶし、水で良く洗います。残渣を流水に1週間ほど晒すと、毒は抜け、上質のデンプンが残ります。これを、乾燥すれば、ヤガイモの澱粉と同じ”ヒガンバナ澱粉”のできあがりです。しかし、水に晒す程度が弱いと毒が残っていて、食べると中毒をおこすかもしれません。私はまだ試したことが有りません。勇気を出して、一度試してみようかと思っています。
Date: 2010/09/27(月) No.92


ナツエビネ

昨年秋、岐阜県の某所でナツエビネの群生地をみつけ、2株ばかりいただいてきました。我が家の庭の木陰に植えておいたものが今年開花しました。エビネは春に開花しますが、このナツエビネは7〜8月に開花するのが特徴です。根際から長さ20〜25cm、幅6〜7cmの葉を4〜5枚つけます。この葉は常緑で、冬でも枯れることがありません。葉の間から20cmほどの花茎を立て、10〜20個の花をつけます。花は2cmほどの大きさで、淡いピンク色です。最近見かけることが少なくなった種で、環境相の絶滅危惧種(粁燹砲忙慊蠅気譴討い泙后8るところ、増えてきそうな状態なので、増殖したら再び元の場所に移植してあげようと思っています。栽培は、それほど難しくないようなので、増殖することを期待しています。
Date: 2010/07/08(木) No.91


ユモトマムシグサ

前回の記事において、ツバメオモトを紹介しましたが、そのツバメオモトを見つけた場所で「ユモトマムシグサ」を見つけましたので紹介しておきます。
私のホームページの面白写真館3ではオオマムシグサ、おもしろ写真館15ではオオハンゲを取り上げておきましたが、ユモトマムシグサもこの仲間の多年草です。
皆さんよくご存じのサトイモ、コンニャク、ミズバショウ、カラー(園芸種)、ザゼンソウ、ウラシマソウなども同じ仲間です。いずれもサトイモ科に属する多年草です。この仲間の花の特徴は、仏炎包と呼ばれる大きな包葉を持ち、その中に肉穂花序(この部分が花)が入っていることです。仏炎包の大きさや色は様々で、ミズバショウは白色、ザゼンソウは黒紫色、オオハンゲは緑色、カラーは白、黄色、ピンクなどです。
ユモトマムシグサは平地にあるマムシグサによく似ています。花はヘビが頭をもたげたような格好をしていて、とてもユニークです。色は緑色で、あまりパットしませんが、観賞用として十分に楽しめる草花です。亜高山帯からブナ帯にかけての森林下に生育しています。ツバメオモトを探しに行ったついでにユモトマムシグサも捜してみてください。
写真2(紫色の仏炎包)がウラシマソウ(暖地の海岸沿いの林下に見られる)、写真3(緑色の仏炎包)がユモトマムシグサです。
Date: 2010/06/14(月) No.89


ツバメオモト

先週、御嶽チャオスキー場に用事があり、日帰りで行ってきました。当地域は、今が山菜採りのシーズンで、名古屋、尾張小牧、岐阜、松本などのナンバーを着けた車によく出会います。フキやヤマウドが採られているようですが、中にはヤブレガサ、カニコウモリ、ハンゴウソウ、ゴマナなどを採っている方も見受けられます。私も少しばかり摘んできました。ウド、ユキザサ、ゴマナ、ハンゴウソウ、カニコウモリ、ニワトコ、サンショウ、ニセアカシヤの花、8種類を夕食の食卓にあげました。ウドは天ぷらと生のまま味噌を付けていただき、ゴマナ、ハンゴンソウ、カニコウモリ、サンショウ、ニセアカシヤの花は天ぷらにしました。ユキザサとニワトコは茹でてマヨネーズ和えにしました。ニセアカシヤの花が食べられるのか?と疑問に思われる方、ぜひ試してみてください。あの好い香りは天ぷらにすると消えてしまいますが、なかなか美味しいものです。
平地では山菜の時期を過ぎましたが、御嶽あたりでは今が最盛期です。暇を見つけて出かけてみてください。きっと美味しい山菜に出会えることと思います。
山菜採りをしているとき、足下に純白の可愛い花を見つけました。久しぶりに出会った「ツバメオモト」の花です。ツバメオモトは亜高山帯の針葉樹林下、薄暗く湿った場所に生育する、ユリ科ツバメオモト属の多年草です。この種の花はヒマラヤ、東アジア、北アメリカにも有りますが、日本ではこの1種のみが自生しています。
葉は、根本に3〜5枚つき、長さ20cm前後、幅4〜5cmの倒卵状楕円形でやや厚みが有ります。花は根本の葉の中心から20cmほどの花茎をだし、その先に径1〜1.5cmの数個の白色、6弁花を着けます。とても愛らしい花です。標高2000m程度の亜高山帯に出かけることがあったらシラベやアオモリトドマツなどの林の中に入って捜してみてください。きっと見つかると思います。
Date: 2010/06/14(月) No.88


ドクダミ茶

ドクダミは、全国各地に生育していますので皆さんもよくご存じのことと思います。独特な、しかも強烈な香り(悪臭という人もいる)が有りますので、踏みつけたりすると直ぐにその存在を確認できます。この独特の臭いはドクダミの成分であるデカノイル・アセトアルデヒドやラウリードアルデヒドによるものだそうです。今、ちょうど花の時期で、茎の先に真っ白な、4弁花を咲かせています。ハート型の緑の葉に純白の花が映えてとても綺麗です。一輪挿しにして、玄関の脇に飾るのも風流です。
ドクダミのことを十薬とも呼びますが、これは十種類の病を治す薬草である、ということからつけられた名前のようです。実は、10種類どころか30種類以上の病気に効果が有るということが分かっているようです。こんな、薬草を利用しないというのは何とも勿体ない話です。しかも、身近にある雑草なのですから。
どんな病気に効果が有るのかといことですが、まず、利尿効果、高血圧、動脈硬化の予防、ニキビ、湿疹、蓄膿症、慢性鼻炎にはとても良い薬草です。その他、喘息、糖尿病、腎臓病、膀胱炎、整腸、下痢止め、婦人病、胃痛、胃腸病、便秘、あせも、タムシ、化膿止め、やけど、解毒、癌予防、強壮、胆石、冷え性、神経痛、二日酔い等にも効果が有ると言われています。
使用方法は2通りあり、生の葉を使う方法と乾燥したものを煎じてお茶代わりに服用する方法が有ります。
生の葉を使用するのは、ニキビや湿疹、蓄膿症や慢性鼻炎で、葉をよく揉んで、それを幹部に貼り付けたり、挿入したりします。子供の頃おできに悩まされたことが有ります。母が、ドクダミの葉を揉んで幹部に貼り付け、包帯をしてくれました。数日後、おできの元となるしこりが取れてすっかり良くなったことを今でも覚えています。
お茶代わりに服用するには、お茶と同様乾燥することが必要です。ちょうど、今の時期、花の咲いているドクダミを引き抜き、よく水洗いした後、1日だけ天日に当て、水分を除きます。その後は、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させ、缶やビニール袋に入れて保管します。乾燥したドクダミ15gほどを500ccの水で約半量になるまで煮詰めます。ほうじ茶のように薄茶色の煎じ薬ができます。これを、1日3〜5回に分けて服用します。乾燥したドクダミは、あの強烈な臭いが全くなくなり、普通のお茶のように飲むことができます。私は、この20年間、3リットルほどのやかんにいっぱい作り、2〜3日かけて飲み尽くすようにしています。その甲斐あってかどうか、健康診断でもたいした指摘を受けたことが有りません。ドクダミ茶の効果が少なくてもあるのではないかと考えています。
身近にある薬草で、薬効も計り知れないものがあります。是非、試してみてください。
Date: 2010/05/31(月) No.87

たかゆき 2010/06/25/17:43:57 No.90
昔から厄介者というイメージしかありませんでしたが、私も一度ドクダミ茶を試してみたくなりました。


現行ログ/ [1] [2] [3] [4] [5]
キーワードスペースで区切って複数指定可能 OR  AND

**HOME**
023499
[TOP] [LIST]
shiromuku(pl)DIARY version 2.70